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2014/06/30

片付け、掃除、整理整頓は誰のために?

掃除、片付け、整理整頓・・
これまで、これに関する話題をブログにも書いてきたのですが、
先日、この本を読んでちょっと考えさせられました。



著者の野口健さんは、テレビなどでも見かけた事があると思います。でも、多くの方は登山家という事くらいしか知りませんよね。私もそうでした。ところが、この本を偶然読んで、登山家であると同時に、エベレストで清掃登山を行っていると知りました。過去には元総理の橋本龍太郎氏が過去にエベレスト登山をした際に置いてきた使用済み酸素ボンベを本人に持って行ったことは割と有名らしいです。別の本に、そのエピソードが書かれていました。






エベレストの清掃登山は、精神的、肉体的、経済的にも想像を絶する負担があるそうです。当然、行くだけでも命がけなのに清掃をしてゴミを持ち帰るわけです。頂上を目前にしながら、頂上に行かず、ゴミ、ときには糞尿も背負って持ち帰るのだそうです。使用済み酸素ボンベの重量もすごいそうです。この作業には高山にからだが慣れている地元住民の協力が不可欠だそうです。けれども、あるとき、この作業中に雇っていた地元住民が死亡もしています。

富士山の場合は、現在は五合目より下の麓が深刻だそうです。これらのゴミには二種類あり、無知から悪意なく捨てられたゴミと、産業廃棄物を捨てて、埋めてあるなど悪質な物に二分されるそう。

著書によると、エベレストの清掃登山では、日本人が残したゴミは年代で、どういう意識で捨てられたかも推測できるそうです。かなり昔のゴミは、見える場所にあるそう。つまり、ゴミを置いていく事が悪いと言う意識がない、悪意がないのですが、年代が新しくなると、見えにくい場所にあるので探すのがやっかいだったりするそうです。

これらの清掃登山をするにあたり、費用も莫大なのでスポンサー周りは欠かせないと言います。私は記憶になかったのですが、過去にダバダ~のCMでおなじみの企業に、そのCMに清掃登山の映像を使用する旨かけあったところ、なんとか苦労して採用され、それを観たことがきっかけで富士山の清掃登山に人が集まるきっかけになったということもあるそうです。

これらを行うに当たり、野口氏の行動はもちろんですが、様々な企業のスポンサーや、政治家、地元住民など多くの人の協力があって少しずつ改善されてきたと言うことも印象的でした。

印象的だったのは「富士山の膨大なゴミも、ひとり1個拾えば一気に30万個のゴミがなくなる。」と繰り返し書かれていることです。(富士山の登山者は約30万人らしい)








これらの本を読んで感じたのは、掃除や清掃、整理整頓は自分ひとりのためだけのものではないということです。



現代は、人間が生きていれば自然の力では分解できないゴミが出ます。


これをそのまま放置することは地球を汚し、将来的に他の生物も人間も住めない地球になってしまいます。


身近なところでは、子供の将来に悪影響があります。


人口が限りなく少なく、自然に帰らない物を持たなかった太古の時代であれば、ゴミはその辺に捨てても地球規模に悪影響がなかったことでしょう。


ところが現代は違います。


人間の数が多いだけではありません。自然に帰らない物を次々作り出しているので、そのまま捨てたのではどんどん地球に悪影響を与える物を増やしていくだけです。


そのため、ひとりひとりが出したゴミは責任を持って持ち帰る、出さない、と言うことが必要になってくるわけですね。

そのためには、日頃の小さな習慣と、意識が必要なのだと思います。

単に、ゴミがなく片付いた家に住んでいると運気が上がりお金持ちになるために片付ける・・というのではないのです。もちろん、ゴミだらけでも問題意識がないよりも意識がある方が良いですから、お金持ちになるため・・でもかまいません。でも、本質的にはちょっと違う意識が必要だということです。


結局、たとえば「幸せ」とか「幸福」というのは、自分一人だけでは決してそう思えないものなんですよね。たとえば、自分が幸せでも、家族や友人や知人がそうでないと、心から「自分は幸福だ。」と思うことはできません。見知らぬ人でもテレビで困難な暮らしをしている人を観れば、やはり心の底から幸福感を得ることはできません。

幸福感を得るためには、周りの人も他の生き物も、みんなが生き生きと楽しそうでなければ心の底から味わえません。

もちろん、現実としては、家族単位で「私は幸せだなあ」と思ったりはしますよ。

掃除、清掃、整理整頓、これら一連の作業を進めて快適な住まいと目指すことは、結局は最終的には地球単位の幸せにつながることなんですね。



野口氏が富士山にこだわるのは、富士山で起きていることは日本中どこでも起きていることだからだそうです。富士山は日本の象徴なので、富士山が変われば日本全体が変わるそうです。これらには、それぞれの立場による利権なども複雑に絡んでくるので、いろいろやっかいな問題もあるそうです。

それでも「意識を持てば人は変わる」と書いておられます。


今、世の中に片付け、掃除、整理整頓に関する著書は山ほどありますが、この本ほど本質をついた本はないと感じました。


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